死後の世界があったらきっと地獄へ行く

懺悔を告白します。2020年6月、早期退職をしてニート生活の後、薄給底辺職に再就職し細々と目的の無い人生を送っています。最近ED になりました。(号泣)

即身仏について

ようやく暑さも落ち着いて来て、もうすぐ10月。
下期が始まる。
下期が終わり次年度が始まる時には、僕はもう社会人ではない。

数週間前、新幹線のグリーン車で東京に帰りました。
富裕層じゃないので正規の値段でグリーン車には一生乗れないが、今回はポイントが貯まって無料でグレードアップしたものです。そういうことは年に1,2回あります。
退職したら勿論新幹線に乗る機会も無くなります。

グリーン車に乗ると各席にWedgeという雑誌が置いてある。
グリーン車乗るたびに毎回読んでみるのだが、この雑誌はグリーン車に頻繁に乗るエリートサラリーマン用の雑誌らしく、難しくて内容がほぼ理解出来ない。( ;∀;)

この時に読んだWedgeは多死社会をテーマにした内容がメインだった。
その中で80代の識者が自分の理想は即身仏のように死んでいくことだと語っていた。

即身仏とは、徳を積んで皆に慕われるような人格者のお坊さんが死後も世の役に立つようにと、お経をあげる体勢のままミイラになるものである。
はっきり言って自殺であり、もちろん現代でそんなことする奴はいない。
即身仏になる方法は、まずセミ絶食を繰り返す。木の葉だけをごく少量食うとか。
それで骨と皮だけになってきたら、漆を飲むそうだ。
漆は猛毒だが、防腐剤の効果もある。
つまり生きながらにして死体の防腐処理をするのである。( ゚□゚)
いよいよ弱って来たら水を断ち、仕上げは地中の石室に入って(わずかに空気の通る穴はある)その中で鐘を鳴らしながら絶命するまで読経するそうだ。。

鐘が聞こえなくなると、地上の人が掘り起こし、死を確認して体制を整えて地中に戻して1000日後に再び掘り返すと読経ミイラの出来上がり。

このミイラの成功率は低いそうです。技術的に難しいのもあるが、実はそれほど慕われてない坊さんは一切掘り返されないから。(笑)
現存する即身仏は10体程あるらしい。
なんか、実物を見に行きたい気もしてくる。。

50を過ぎ、もうやりたいことも特になく、やりたくない仕事を辞める目処がついてきた僕。
旅行だ趣味だと言っても、大して魅力も感じないし、加齢のせいでそういう感性も退化したのだろう。いわゆるアラフィフクライシスとでも申しましょうか。。
今後僕が明確にすべきことと言ったら死ぬことぐらいしかない。(笑)
即身仏のような餓死自殺をする根性は到底無いが。
無収入人生に突入した暁には、出来るだけ食う量を減らして痩せ細っていって、来るべき死に備えたい。

そんなことをグリーン車で雑誌読みながら思ったのでした。
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