死後の世界があったらきっと地獄へ行く

懺悔を告白します。2020年6月、早期退職をしてニート生活の後、薄給底辺職に再就職し細々と目的の無い人生を送っています。最近ED になりました。(号泣)

ニート読書する

実家に逃げ出して数日が経ちました。
これが人間の本質なのか、あるいは世の中の常識に毒されているのか。。
働かないでいる自分に強烈な罪の意識を時折感じるようになり、自殺したくなります。。
気を取り直して、、


ニートになって以降、暇さえあれば寝てるか、録画したビデオを見てるか、ネット動画を見てるか、図書館で借りた本を読んでるか。。
上記以外は何もしていない。それで毎日があっという間に過ぎていく。
そんな無為な毎日ですが、じゃあ働いてた頃の方が充実してたのかと言われれば、あの地獄の日々にはもう戻りたくない。たとえ家族や友人に認められていても。
今は家族も友人も皆僕を幽霊のように扱っているけども、、それだけのことをしたのだから仕方ない。
この分では将来完全に一人の生活になった時は、さらに毎日が無為に早く経過し、あっと言う間に臨終の日を迎えるのだろうか。
そうなることを望みたい。
 
さて、最近読んだ本のことでも書いてみます。

カラマーゾフの兄弟

大昔、20代の頃読んだはずだが、内容を全く覚えてないので再度読み始めた。
言わずと知れた古典の名作と言われてるドストエフスキーの長編小説。
村上春樹の好きな小説ベスト3のうちの1つらしい。
ちなみに他2つは「華麗なるギャツビー」、「長い別れ」とのこと。いずれも海外作品である。
で、5巻からなるこの長編小説を読んでいて、やっと2巻が終わったところですが、何が面白いのかさっぱりわからない。。
登場人物が話す内容がやたら長く、くどくどと意味のないことをしゃべり続ける。
宗教の話がやたら多く、無神論者の僕には合わないのかも知れない。
多くの著名人がこれを褒めてるのは何故か?3巻以降を読むと面白くなってくるのか?それとも僕がアホなだけなのか?
多分後者だろう。


犯罪小説集

吉田修一という僕と同い年の作家が書いた短編小説集。
楽園という映画があり、その映画は見てないんだけど興味があってその原作であるこの本を読んでみた。
5つの短編からなるが、映画に使われていたのはそのうちの2つの話でした。
5つの短編はそれぞれ実在の事件をモチーフとしたフィクションで、犯人の立場からの心理的な描写が多くてなかなか読み応えがありました。
映画で使われていた山口県限界集落連続殺人事件は田舎の村八分の闇である。
 
映画で使われなかった話も面白く、大王製紙事件の話は世襲制の金持ち社長がカジノのバカラにはまって100億以上もの負債を子会社から横領したという闇。人間の脳というのは依存症になると抑えが効かなくなる。案外しょぼい作りなんだなぁと思わされる。
 
短編集の最後の話は元プロ野球選手の殺人犯の話。
野球好きの僕はこの元ネタの事件を知っている。
前橋工業エースとして甲子園に何度か出場し、その後青山学院大を経てロッテに入団し、奪三振王にもなった小川博という投手のことである。
小川は借金癖が抜けなかったらしい。引退後指導者になるが球団内の人に借金しまくり解雇され、その後不動産業かなにかの仕事をしたようだが、強盗殺人を犯し無期懲役中である。
僕は前橋工業時代の小川を甲子園で生観戦したことがあります。
プロ野球で活躍しながら哀れな末路だった選手は、この小川と自殺した伊良部等が思い浮かぶ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

犯罪小説集 (角川文庫) [ 吉田 修一 ]
価格:704円(税込、送料無料) (2020/10/7時点)


白夜行

番外編でこれはネットの無料動画で見た2006年頃のテレビドラマです。
小説も昔読んだものの(物凄く分厚かった)、面白さがいまいちわからず、映画化されたものをテレビでも見たが(たしか堀北真希が主役)、これも全然面白いと思えず、今回テレビドラマ版がGyaO無料動画で配信されてたので見ました。
まだ最終回まで見てないが、これが面白かった。。
原作を多少いじってるがかえってわかりやすい。山田孝之演じる主役の抑えた演技とナレーションがはまって、果てしなく暗い話だが僕好みだった。
これに比べたら先日終わった半沢直樹なんか足元にも及ばないと思う。
僕の人生も日の当たるところには二度と出れないので、妙に共感を覚えた次第である。
 
と言うわけで、ニートのクソみたいな罪悪感満載の日常を書いてみた。