菊池桃子って僕と同い年なんだけど、経産省のスーパーエリートと再婚したとか。
ただし、60歳の見た目は冴えない太ったジジイ。
こんな歳でこんな相手と恋愛するとは思えないから、老後資金を確保するための結婚なんだろうなぁ。
美人はいいなぁ。。
さて、表題の本を図書館で借りて読みました。
バブル全盛時代にAV監督として一世を風靡した村西とおるの半生を描いたドキュメンタリーで、Netflix で同名のドラマが大ブレイクしてます。
僕は村西監督の黄金時代に大学生だったので彼の代表的なAVは大抵レンタルで見てます。(笑)
こんな本を置いている図書館は何を考えてるんだか、、と思うのだが、
何故か1冊置いていたので借りてしまいました。借りる時、図書館司書の中年女性にゴミを見るような目付きで見られました。。
目次の写真を撮ってみた。
700ページ程ある大作ですが、わりとすらすら読めました。
面白かったかというと、、微妙です。
この人、ある意味金を生み出す天才ではあるが、人格が悪すぎる。こんな奴とは関わりたく無いなぁというのが正直な感想です。
彼の全盛期はAV監督&男優として黒木香等と共演した頃だけど、そこに至る迄の話の方が面白かった。
福島の田舎から上京した草野(本名)青年は最初は暴力バーのようなところでウェイターをする。そこで女性客の数々をいてこます。ある未亡人とやった時、その亡き亭主は駅員で駅弁売ってたそうで、後に駅弁ファックというスタイルはこの未亡人から伝授されたんだそうな。
毎日のように酒を大量に飲まされる日々に飽きた村西は、次に英会話教材を売るセールスマンになる。そして瞬く間に売上げダントツトップになる。
彼には営業の話術が飛び抜けてあるらしい。人心掌握する才能もあるのだろう。
カルト宗教の教祖になれそうな奴である。
やがてセールスマンも飽きてビニ本を売る事業を始める。ビニ本とはエロ本のことです。
それで支店を増やし流通ルートも確立してぼろ儲けする。
で、裏本も闇で販売してさらに儲けるが、警察に捕まって破綻する。
その後にも共通するが、こいつは成功すると歯止め無く事業を拡大する癖があるようだ。それでいつか破綻する。
次にAV制作販売に乗り出し成功するのが世間でお馴染みの村西とおるである。
ここでも調子にのって過激なことをやり過ぎてハワイで逮捕されたり色々ある。
ビニ本事業の頃から部下を使うのだが、独裁者だからこきつかって暴力ふるい放題、睡眠もほとんど取らせなかったらしい。それで次々辞めていく。
こんな奴は途中いくら成功しても最終的には破滅するに決まっている。人望もなく多くの人に裏切られる。
AV ブームもいつしか去り、去り際がわからない馬鹿な村西は借金50億円にもなったそうである。たぶん未だ完済してない。
晩年の彼の良い話がひとつあった。
彼はAV 女優で唯一見捨てなかった女性と結婚して子供ができるが、その子が超有名私立小学校に合格する。これは村西の地頭の良さが遺伝したのかな。
その子はその学校に入学するのだが、父兄たちは誰一人彼とその父村西を批判も排除もせず、むしろ守ろうとしたらしい。
本当のエリートな父兄たちは全てに置いて余裕があり寛大なんだろうなぁと思った。
中途半端なエリートはこういう時ギャアギャア喚くだろう。
転落した村西とおるは借金を返しながら今に至る。
中国市場に日本製エロ動画等を大量輸出して儲けようと目論んでるようだが、今の時代は彼の考えは通用しない。決して成功しないだろう。たぶん今は70歳ぐらい。老い行くのみ。
若い頃の無理がたたって、もうじき死ぬだろうと思う。